Monday, April 30, 2012

Mastectomy 全部摘出

7月13日(水)

夫と一緒に病院へ。

「詳しいレポートが届きました。あのね、あなたも知っている通りバイオプシーは2カ所にして、両方から同じような初期のがん細胞が見つかりました。その2カ所というのが結構離れている上、広い範囲に広がっているので両方部分的に取り除くという事は可能ですが、そうすると胸の形は相当壊れてしまいます。そうやって2カ所取った後放射線治療をするより、全部摘出(Mastectomy)する事を勧めます。その場合放射線治療の必要はありません。」

「全部摘出・・・」

この時点で夫はもうこらえきれず泣き出す。
お前が泣くなよ。泣きたいのはオレや〜!

温存出来ると思ってたので何とかその言葉をもう一度聞きたいが為に色々やり取りをしたけれど、私はこの医者を全面的に信用する事にした。彼女がそういうならそれが一番いい方法なのだと思う。

「ではそうしましょう。その場合、再建手術をすぐする事を勧めます。胸の再建の経験が豊富な美容整形外科医がいるので紹介しますからすぐ予約を取って下さい。」

「今より大きくする事も出来ますか?」
夫は何とか場を明るくしようとしてしょーもない質問を繰り返す。
もう帰ってくれと思う。

予定通り7月の後半は日本に帰った。私の癌はたいしたことなさそうなので、両親や日本の友人には一切話さない事に決めた。気兼ねなく人前で服が脱げるのもこれが最後なのかな〜と温泉ではちょっと感傷的な気分になる事もあったけど、極力淡々と過ごした。

その後姪っ子が初めて遊びに来て、楽しい10日間を過ごす。病気の事は考えないように努力した。

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